解雇逆襲ストーリー!*10
(解雇逆襲ストーリー!*1・2・3・4・5・6・7・8・9・10続き)
旅行中の私はおかしかったと言われました。殆どの荷物を忘れ、高い所を異常に恐がり、すぐ疲れて、兎に角ぼーっとしている。ダメージは本人には分からないみたい。その時の精神状態を思い出そうとすると体が拒むんです。余り思い出せません。それでも睡眠をいくらか取った連休明け。休み明けに引き継ぎが終わり、仕事が入れ替わりました。
次に渡された仕事は
最悪。
情報の整理を数年分
腰の高さ程にたまった新聞から広告をスキャンするだけ。
簡単?
9時間ずーっとコピー取り「だけ」毎日、毎日、毎日、毎日、毎日出来ますか?
5分ごとに鳴る独特なコピー音『ブィーンブィーンブブブ・・・』に気が狂いそう。周りも嫌な顔。私の仕事が他のデザイナーに渡り、皆ますます辛そうでした。申し訳なく思う反面、
私のせいじゃないだろう!
って繰り返し思い返し思い返し、自分に言い聞かせました。
しっかりしろ自分、卑屈になるな自分。環境って本当に怖い。
でも怖さを実感するのはまだまだこれからでした。
出社して直ぐ社長に呼び出され言われました。
ニコニコと「保険証を解約する手続き等を取りたいので、この書類にサイン捺印して、明日提出するようにね」と。
来たか。
怪しまれてもまずい。取り合えず受け取って弁護士と相談しなくては。ハンコも保険証も手元に無いので・・・と誤摩化し、席に着くとB香が声を掛けてきました。
彼女に弁護士と相談している事は秘密ですが「労働局」に持ち込もうと考えている旨を伝えました。残業証明を他人分集めたかったからです。
証明書のコピーをくれないか頼みましたが、自分に火の粉が掛かるのがイヤだったのか、かなり渋られました。しかし名前を絶対に出さないと言う条件でOKを貰いました。
これで大体の証拠は揃ったはず。
弁護士に書類を送る連絡をしました。
(11へ続く)
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