映画・テレビ

2008年10月29日 (水)

東京国際映画祭『がんばればいいことがある』

主演女優フェリシテ・ウワシーの舞台挨拶付きの映画でした。
フランスの貧民層、ほぼ黒人オール主演が珍しい映画だそう。
私も、初めはブロンクス辺りの黒人物語だと思った程、風景は似通っています。
『頑張ればいいことがある』ってタイトルだと、なんだかハッピーハッピーな物語を想像しますが、実はそうでもない。

すっごいありそうな日常。主人公はお金のなかった留学時代を思い出させる程、トラブルの連続。
小さなシアワセを見つけたかと思えば災いに転じ、不幸でどうしようもないと思っているうちに別の幸運がやって来る。「禍福はあざなえる縄のごとし」のが、タイトルにいいんじゃないって位。センスよくないですか(笑)

『解決策は必ずある』が口癖に淡々と人生を進める主人公。頑張っているお母さん像です。最後もどうなっちゃうんだよ!と中途半端に感じるかもしれませんが、それも又人生か?と思わせる生きっぷりです。

ちなみにフェリシテ・ウワシー(ネタバレ?ー>)は最後、映画の彼女がした事が見つかるんじゃないか?
役の女性としてこの後どんな行動をとると思う?との質問に「跡形もなくなくなるのを期待しています」と言う。これまた激ポジティブな意見で、客席を湧かせていました。

フェリシテ・ウワシーは凄く本人に近い性格で、十代の娘を持っている所にも感情入れやすく演技できたそう。舞台挨拶は彼女だけだったけど、映画で思うよりも小柄で、でもパワー溢れる感じは映画以上でした。スキンヘッドにしての登場はビックリしたけど、蛍光ビンクのシューズをポイントにしたシックな装いはセレブ感漂う、ファッション!映画の髪型は地毛だったけど、映画の役を追い出す為に、合えてスキンヘッドにしたそうです!なんだか思い切りがもの凄いな〜

初めて日本に来たそうですが、映画の後もヒルズのテンポラリーカフェで直ぐトークをして、忙しそうでした。ちょっと寒い時期ですが、日本を気に入って帰ってくれるといいです。フランスの違った面と新たに交流がうまれれば素敵だと思いました。

アングラが好きな人にも是非。

東京国際映画祭『がんばればいいことがある』

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2008年10月18日 (土)

祝福するはおんなの余裕?

まーた出来婚か。

例の黒船ですよ。日本語学ばずに、なに勉強してんだろ。

日本へは何しに来たのですか?(金稼ぎにか)

最近、ピュア可愛い印象で売ってたタレントみーーーんな出来婚なのに笑っちゃうよね。

でき婚なんて80%女性が狙ってんだから。
その上、皆復帰する気満タンで。再び愛して下さい〜って図々しいと思うんだけどね。

何もかも手に入れて、仕事は愛されること。そんな人生うらやましいわ。

最近芸能界って、セレブ同士の出会いの場に思えて来て、富みに興味無くなってるわー。なんでそんな人達を更にちやほやしたり、(ファンクラブだコンサートだ)金を払わなくてはいけないのー?

っつう、心の狭さ(笑)でもね、やっぱり自分が大事で必死な時に、テレビのシンデレラストーリーに投影して楽しんでられないわよ。

私の立場でそんなことしてたらのんき過ぎでしょう。目を覚ませ!と。裁判中の人はココロから、裁判漫画楽しめないみたいにね。

実際に恋愛漫画やドラマにハマっている人って。既婚者か、若さも金にも余裕がある女性ばかりだったりするよね。

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2008年9月21日 (日)

親が子供に付かせたい職業ベスト30

テレビでやってました。
1、公務員2、医者3、薬剤師でした。やはり資格もの強し。だからこの職の男、調子づいているの多いんですかね。

ところで、色んな職業が思いがけない値段(給料)で面白かったですね。 そんで、番組を見て子供の頃からこんな風に色々と職業の内情を知っていたら、本当に進路が違っていたかもしれないなと。

自分がやりたい仕事や、なりたい自分への想いには、答えが沢山あって。アプローチの仕方も沢山ある。 それがこの歳になってわかる。私の年齢でもまだ遅く無いでしょうが、小学、中学の時にジックリ知っていたら・・・と思わずにはいられない。村上龍が「13歳のハローワーク」本を出してましたが、似た気持ちかもしれません。

ところでデザイナーも30職に選ばれていましたが、パッケージデザイン師匠がインタービューされてて。 年収1200万くらいだって。

・・・テレビ局の馬鹿やろう!
平均はかれよ!誤解を与えんなよ!芸能人と同じ位格差があるのに、バブル時代にコネ作れた人と一緒にすんなっつうの! そんなん貰えてるのは一割、満たないわ!

失礼。興奮してしまいました。
どんな職でも肩書きがついたり、業界環境などで変わるんでしょうけどね〜。そこが知りたいんだよ!って。ま、最後に平均じゃないって断りが入ってましたけど。 ・・・だったらこの番組の切り込みの意味はなに?とも思うけど。

実際の苦労は直接聞かなきゃわからないんですよね。だから私は、色々な人の話しを聞くのが好きなのかも。今日も思いがけない職の人に出会って、話しが興味深かった。

憧れ職業のいい点なんて皆知っているんだから、リアルな大変さや欠点も上げ連ねて、参考に出来るハローワーク本なんてあってもいいよね。

何となく、お互いの苦労が分かると誤解も溶けて、仲良くなれそう。平和への一歩。

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2008年9月20日 (土)

アイアンマン試写会

Ironman あのスパイダーマンなどのアメコミの巨匠が作り出す物語の一つ『アイアンマン』の映画化。 「〜マン」ってどうかな〜男性の映画かな〜なんて思ってましたが、面白かったです。

ヒーローが若い青年で、実はオタクが活躍する・・・ってのじゃなくて、超リッチでモッテモテの天才が、ある経験を切っ掛けに、正義の味方となって自ら向かってゆく。ってのがいい。 戦う世界最強のCEO!如何にも憎めない主人公である成功者が、魅力的に演じられています。

武器商人だった父親の莫大な資産を受け継ぎ、研究もする社長が、過去の自分を償う為に生き方を変えるストーリー。ってこんなシリアスじゃなく軽やかに格好良く、コミカルに描かれています。

成功者が更に努力して行くってのが素敵ですね。恋愛もちょっとありますが、この先期待を持たせる感じ。 まとうアーマー(?)がガチャガチャ身回りで変形するのが、かっちょいい。これが存在するとかしないとか「アイアンマン・パワードスーツ?」

クレジット後にワンシーンが隠されているのは正直、無くても良かっただろうって感じですが(笑) 2もあるでしょう、続きに期待です。

『アイアンマン』 主演、ロバート・ダウニーJr. テレンス・ハワード、ジェフ・ブリッジス、グヴィネス・パルトロー 他 9月27日(土)より、日劇3ほか全国ロードショー

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2008年9月19日 (金)

ジュリアン・シュナーベル監督、ルー・リード/ベルリンーLOUREED'S BERLIN 試写

Loureed's_berlin ジュリアン・シュナーベル監督の最新、 LOUREED'S BERLIN(ルー・リードのベルリン)の試写を見て来ました。

彼の撮った『バスキア』や『潜水服は蝶の夢を見る』も味がある感じだったので、どんなものかと。

端的に言えば、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのルー・リードがソロで発表した問題作『ベルリン』は商業的に失敗して、演奏される事は無かった。

が2006年に初のパフォーマンスを成功させ、そのライブ映像が公開される。 と言う内容。

ルー・リードはまさしくアングラアーティストの代表にふさわしい人間関係や、人生を送っている人で、アンディー・ウォーホルやバスキア、デヴィット・ボウイ、U2のボノ幅広い、クリエーターに関わりが有り、顔は深い深淵をたたえた渋い表情が印象的な人です。

この人の人生を、時代背景を交えて映画化したら、何かかが見えて来そうで面白いと(実際そう言う映画かと)思ったのですが、これは・・・殆ど、ライブビデオですね。

彼やその時代の事情やアルバムを聞き込んでいる人には、堪らないレア映像だったと思いますが、映画としてみるとかなりキツい。 昔のバンドが復活して2時間程演奏しているだけに見える映像です。

ルー・リードや周りがご機嫌な様子が伝わって来て、何となく大切な瞬間なんだな、と事情を知らないまでも感じましたがファンで無いと、ずっと聞いているだけは退屈かもしれません。正直勿体なかったな。もっとストーリー立ててよかったと思うのに。

上演が夜であり、聞かせる演奏だったので眠りに誘われている人続出・・・。シネクイントの椅子がまた心地いいんだな・・・。

音楽関係、マニアには貴重な映像を見る機会だと思います。デート等には、お薦め出来ません。

ルー・リード/ベルリンーLOUREED'S BERLIN 9月27日(土曜日)〜 シネクイント/レイトショー

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2008年6月19日 (木)

『告発のとき』試写会

告発のとき、トミー・リー・ジョーンズ、シャーリーズ・セロンうわ〜アメリカお得意の戦争映画か・・・しかも私がアメリカに居た時代のイラク戦争リアル過ぎで嫌かも・・
なんて思いつつも、前評判がよかったので試写会に行って来ました。


アメリカプレーボーイに載った実話ベース。トミー・リー・ジョーンズですよ!あのBOSSの宇宙人がこんな映画に!
余談ですが隣の二人のおばちゃんが揃ってBOSSの缶コーヒー飲んでるの見て笑えました。

しかし、そんなことをちらりとも思い起こさせない彼の渋いシリアスな演技。『ミリオンダラー・ベービー』『クラッシュ』に続いて監督はポール・ハギル、制作サポートはクリント・イーストウッドと、くれば分かるでしょう。

ハリウッド映画らしくない。いや、悪く言えば最近のハリウッドの賞傾向かもしれない重いリアルな映画。

元々日本人が持っている様な、少し屈折した前向きさ。日本人には理解し易い心情だと思います。勧善懲悪を望むアメリカン観客には面白く無いかもしれません。シャーリーズ・セロンが凛としてまた綺麗でした。

信じていた常識が覆された時、人はどうするか。

ハンクは軍人らしくいつも淡々とした感じで、あまり感情的でなかったので、そこは分かり難かったかもしれません。が、最後、彼が息子から受け取った物を掲げた父親の行動が、映画のすべてを物語っていると思います。

あまり表に出せないけど自分勝手な感想をいえば。アメリカで抱えた私の孤独感や絶望感をこの父親が代弁してくれている気がしました。そんな彼に一番投影出来て、この先、私も彼のように色々と説明出来ない感情を抱えてながら生きて行くしかないな・・・と思いました。

この映画は戦争物ですが、政府がブッシュがイラン人が戦場が英雄が。ではなくて。

戦争は『人と人とが殺しあう』行為で、人を狂わせるためにあること。
貴方はあなたの大切な人を狂わせたいのですか?

そう語っている気がしました。

『告発のとき』6月28日(土)より、有楽座ほか系にて全国ロードショー:主演男優賞ノミネート 、トミー・リー・ジョーンズ:2007年ヴェネチア国際映画祭正式出品


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2008年6月 9日 (月)

『西の魔女が死んだ』試写会

西の魔女が死んだそんなに期待していなかったのですが、思っていたより良かったです。
主役が有名人でなく、イメージが新鮮だったのも良かったかも。

初め棒読みのセリフや家族関係の不自然さに変な感じがしていたけど。

お母さん役の「りょう」もよかったし、とにかくおばあちゃん役の「サチ・パーカー」が素敵でした。落ち着きが雰囲気を出していて理想的。

いつもこんな風に思ってくれる大人が傍に居れば、その子も大事なことを教えられる大人になるでしょう。

母親と見に行ったのですが、彼女は感動しながらも「あんな生活はできないな・・・」と言っていた。

誰もが望む田舎生活の美しさが描かれている故に、余計に現実を比較して無理さを考えちゃったり。

それなのに人はなぜ不自然な映画の、自然の生活に感動するのでしょうか。忘れちゃいけないと思い出すからでしょうか。

主題歌は手嶌葵の「虹」で、それっぽ過ぎる曲にまんまとうっとりします。

『西の魔女が死んだ』
6月21日(土曜)恵比寿ガーデンシネマ、シネスイッチギンザ、新宿武蔵野館ほか、全国一斉ロードショー


*******ネタバレー>**************
最後にカタカナで窓に書かれているセリフにぐっと・・・。
あんな風にいつも相手を想っていることを伝えられる人になりたいです。茶目っ気一杯に。死ぬまで。

「タマシイノダッシュツセイコウ!」

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2008年3月17日 (月)

「魔法にかけられて」試写会

魔法にかけられてディズニー映画『魔法にかけられて』来日付き試写会。

有楽町国際フォーラムで早めに整理券取り替えに行って真ん中辺りの良い席が取れました。
ディズニー系だし、子供向けかな?と思っていたのですが、実はかなり楽しめました。


マスコミが大量に居る中スクリーンが上がったのでどんな演出と思ったらゲストとして、ディズニーのお姫様方が登場!

うおお。一気に夢の国です。
そのあとおもむろに登場した、監督、音楽演出、王子(!)役のお三方が登場し、益々ゴージャス感が湧きました。

もうそれだけでいいやぐらいに、満足していたら、結構面白かったんですわ。恋愛事がベースなので、寧ろ大人向け。
夢の国のお姫様が現実に来て、現実主義の男性と出会う話なんですけど「おとぎ話が現実だったら」ってのが面白い。

お姫様はどこでも歌っちゃうし踊っちゃうし、愛は永遠とまくしたてるし、汚くても都会の動物と仲良くしちゃうし。
男性が引いているのが共感できてナイス。

まあ、現実でも不思議ちゃん系とバリバリビジネスマンとの恋と思えばあり得る(寧ろ無い)いい感じのフィクションが心地よかった。
魔女王女の役が尻つぼみだったけど、彼女は現実では会社のお局役って所ですか・・・?(笑)

ディズニー映画『魔法にかけられて』

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2008年1月30日 (水)

アニー・リー・ボヴィッツ レンズの向こうの人生

Annie_leibovitz_photoジョン・レノン暗殺の数時間前に撮られたポートレイトなど有名過ぎる写真を撮り続けている女カメラマン、アニー・リー・ボヴィッツ。

ローリングストーン誌の看板写真家を紹介したドキュメンタリー映画『アニー・リー・ボヴィッツ レンズの向こうの人生』を見て来ました。写真家アニーの紹介なので、好き嫌いはハッキリします。

ロック、7、80年代、アングラ、写真、ハリウッドスター、アートなどなどが好きな人向け。まあ、言うなれば尖った若者向け映画ではあります。

働く女性、そしてマスコミにも関わる者として興味を持って見に行きました。

初めは彼女の男性的な声にビックリ。彼女の力強さを物語ってるよう。背も高い彼女がスクリーンで大きな声で笑いながら、あっと言う間に撮影し終える様子にはプロ意識を強く感じました。押し付けがましく無い、そんな姿勢も相手を生身と思って接している気がします。

アーティスティクなローリングストーン誌からヴォーグ誌までの幅広くクオリティの高い作品を作って来た彼女は、間違いなくアメリカを表現するアーティストです。

彼女はチャンスに恵まれて独学のイメージがあったけど、指導してくれる優秀な師が居たのを知って、尊敬出来る先輩の大切さを感じました。やはり地道な勉強からチャンスを掴んでいる人物です。

彼女に強く影響を与えたスーザン・ソンタグ(作家、評論家)も少し出て来ます。曖昧にされていたので私の解釈が間違えていたらなんなのですが、アニーとスーザンが付き合って生涯過ごしてとは知らなかったので驚きでした。

しかしそう考えると納得がいく程、アニーは男性的な要素が強く見られ『これじゃあ、中途半端に日本の女性が太刀打ち出来る訳が無い!』と世界のトップの仕事と言う壁の厚さを強く感じました。

やっぱり人が人と繋がって仕事をするのです。性別や好みに関わらず、そんな真摯さが彼女にはあって、その強い人間の本質がハリウッドスターをも正直にさせて居るのではないでしょうか。

現在も彼女はニューヨークで働いており、死ぬまで写真を撮り続けたいと言います。

彼女は1999年に私のアメリカ母校で女性写真展を開催し”woman”と言う本を出しています。個人的に縁も感じますが、政治の中心でありパワフルな女性の多い街ならでは印象がアニーに重なりました。

これから彼女がどんな写真を撮り、どのように若い写真家を指導して行くか、個人的にも興味が尽きません。

彼女の作品が見たい方はコチラからー>annie leibovitz:photosアニー・リー・ボヴィッツ  

アニー・リー・ボヴィッツ 
レンズの向こうの人生
2月16日よりシネマGAGA!、シネカノン有楽町2丁目他全国順次ロードショー

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2008年1月11日 (金)

ウォーター・ホース 試写

「ウォーター・ホース」の試写会に行って来ました。中野サンプラザホールにて。ここの音響、臨場感が出ます。

伝説のウォーターホース(龍?)の卵を見つけた少年の成長と想い出・・・

普通に(良い意味で)まとまっていて見やすかったです。子供向けではありますね、ディズニー映画みたいな。大の大人が金払って行くか?と言えば、かなりのファンタジーファンでなければ行かなそうです。

なのに試写ではスーツを着たカップルが一杯(笑)こりゃ、女が男に付き合わせているんだろうな〜などと客席を見ながらしみじみ。皆優しい彼氏をお持ちで羨ましいです。私なんぞ女性でも微妙だと思ったので、何見てもダダならオッケー!ぐらいの大人を連れて行きました。

戦争中の飼い始めた秘密のウォーターホースが、敵だと騒ぎになる。少年は自然に帰す事を決意するのだった。ぐらいのシンプルストーリーですが、親子の問題や恋心や兄弟愛なんかがサッと掛けられていて、いいスパイスになっていたのでは。

その時代のアイテムや部屋の装飾なんかもアンティーク感じが出ていてよかった。主人公達の演技も役割がハッキリしていて分かりやすい。短い割には見せ所も多くあってテンポよく見れました。この手の物としては思っていたよりメルヘンでもなく、人間模様が書かれた内容が良かったです。

ただ、ネス湖の過去を話す展開は、構成が容易に予想出来てつまらないかな〜。

あと仕方が無いにしても、CGのウォーター・ホースはちょっとアニメのようで気になりました。

ウォーター・ホース
角とかもさ。こんなアメリカのキャラいるよね。

「ウォーター・ホース」2008年2月1日より全国ロードショー

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2007年12月20日 (木)

『魍魎の匣』試写会

魍魎の匣_京極夏彦Mouryounohako京極夏彦さん原作『魍魎の匣』の映画化。第二弾(オフィシャルページ重いよ!)です。あんなボリュームがあるものが2時間程に収まるのか?あんなに有名な小説だけど大きな印象は損なわれていないか?いつも気になります。原作とは別物と頭を切り替えていつも見ているので、そのつもりの感想。

同い年ぐらいの1人で来る女性が多いのが印象的。私の中では京極さんに女性ファンが根強い印象があるのですがそのせい?いや、映画がすごく出演者が豪華で多い、そのせいかもしれません。

知らない人のために簡単に解説すれば『戦後、ある箱をキーワードに3つの事件が交差し巡る物語。』でしょうか。登場者に、阿部寛、堤 真一、椎名桔平、黒木瞳、宮藤官九郎、大沢樹生、などなどなど・・・覚えられない程の俳優軍。

個々に演技は素晴らしかったし、舞台である上海の風景も懐かしいながら耽美な匂いもさせ、ビジュアルは良かったと思います、けど。いかんせん映像化すると・・・ん〜原作を読まない人には構成が分かり難いかも。いっそエピソードを思い切り削って違う物にすればよかったのに〜とか。お正月3時間スペシャルとしてなら豪華だけど。ってのが正直な感想。

あと、どうもいくつかの役は説得が今イチ。黒木瞳さんが上品な女優の役ってのはぴったりだけど、そこまでカリスマのある美人として撮れていますか?(あくまで、映画の役としてですよ!)そんな美貌故の出来事も、絡みそうでそんなに必要な理由でも無い・・・。

その娘の言葉遣いも『ボク、キミ』って言い方するならもっと凛とした美少女の方が合っていたのでは?それに傾倒する友人の説得力が弱くて・・・でもって友人の方が演技も自然でミステリアスでした。これは私の印象。

主役達の演技は好きだったんだけど雰囲気被っていて、インパクトが弱くなっていたのが特に残念。たまにセリフが聞きづらかったり、キャストが強過ぎて殺しあっている。時間の行き来も『2時間前』とか文章で見せる所が多すぎて分かり難い。

最後の終わり方も、理屈としては分かるんだけど・・・もうちょっと別の形で余韻を残して欲しかった。他の観客も納得できなかったのか、終わってしまったと分かったとたんにザワっ『ええ?』って雰囲気に。面白くなりそうなエピソードが一杯あったけど、身を乗り出すと別のシーンに切り替わってしまうって感じで少し消化不良。主役の5人ぐらいで別の話しを見たいと思ってしまうほど魅力はあったと思うんですけど・・・。

不思議(奇妙?)系の映画が好きで、好きな俳優が一杯出ていると思う人にお薦め。個人的には堤 真一の演技、衣装にモエましたのでファンにお薦めです。あとエンディングテーマは「金魚の匣」東京事変!

『魍魎の匣』
12月22日(土曜)よりロードショー
渋谷東急、新宿ミラノ3、丸の内TOEI、109シネマズ木場、川崎チネチッタ、などなどで上映

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2007年12月13日 (木)

再会の街で ー REIGN OVER ME ーアダム・サンドラー主演

Reign_over_me再会の街で ー REIGN OVER ME ーアダム・サンドラー主演

来た来た!この映画見たかったんですよ!前からアメリカの友人が薦めてくれていたので...。色々な所に送りまくって、見事に当てた試写会に行って参りました!

いつもコメディやりがちなアダム・サンドラーとシリアスな役がおおかったドン・チードルが、今までと逆な演技を多く見せているこの映画。必見でした。

『元大学のルームメイトが、愛する人を無くし、大きな傷を抱えた友人に再会し、お互い必要な事に気がついて行く・・・』って感じかしら。

アダムさん、パーマイケてますよ!格好いいじゃん!冒頭の電力付きキックボードでニューヨークを徘徊する姿は有る種の憧れを呼び起こしますよね!私はDCで試乗したときあるのですが、もう楽しくて気持ちよくて、超欲しかった。真面目に通勤にいいんですよ。エコだし。

でも日本ではエンジンつきは免許が必要とかでかなり夢遠くなりました。きー!こうして、日本は世界基準のフリーダムに遅れを取って行くんだよ!などと考えながら、映画頭からシーンにハマり。

アダム、もといチャーリー(役名)の心が病みながらも屈託さを感じる絶妙な演技が素晴らしかったです。その無邪気さ故に、心配しながらも別の楽しさを見い出すアラン(ドン・チードル)の演技も自然でよくわかる!

変な例えだけど、私(日本人)が冒頭のキックボードのシーンに自由を感じるように、誰しもが持つ気持ちで共感しまくりでした。切なさと笑いが表裏一体で、すごく人間感情がリアルに丁寧に描かれていたと思います。何よりも登場人物がみんな素敵なんですよ。結局嫌な奴って人の見方とかかな・・・と。

そしてエンドタイトルに流れるPearl Jam(彼の声好き)の「Love,Reign O'er Me」(the who のカバー)が素敵でした。センチメンタルな曲調を使用していないのがポジティブでいい!

ちょっとネタバレなんで、嫌な人は後で見て下さい********>

監督のマイク・バインダーさんが会計士のシュガーマンと言う役で少し自嘲気味に出ています(笑)人柄が良さそうなんですよねえ。
チャーリーは911の飛行機事故で家族を失った設定ですが、そこばかり強調されていなくてよかったと思ったんですが(変なセンチリズムもなんか嫌で)監督がインタビューで「マスコミでそこが強調されてしまって困った」と言っていたのが印象的で、本当にいい人だなと。
*********************************************

監督のメッセージで『 「再会の街で」を作った理由は、どれだけ自分のことを話すのは大事かということ、相手が医者やセラピストでなくて、家族や友達でいい。ぜひ会話をしてほしい。 』ってあるんですが、もう本当にこの映画はそのためにあると。

うざいと思われても(笑)
自分自身が八方塞がりになって、死すら望んだら。死ぬ気になって、周りに気持ちを打ち明けて何が悪いかと。
人をわずらわしく思わないで、自分のために自分から話す大切さを感じました。

再会の街で ー REIGN OVER ME ーアダム・サンドラー、ドン・チードル主演

12月22日よりお正月ロードショー(クリスマスにも良い映画)恵比寿ガーデンシネマ・新宿武蔵野館にて

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2007年8月29日 (水)

ファンタスティック・フォー 試写会

Fantastic 4 ファンタスティック・フォー 超能力ユニット写真など見てアメコミっぽいな、と思いましたがまさしく其の通りでした。4人の特殊超能力者のストーリー。まあ、岩オトコとか見た事有るなーと思っていたんですが。もう、アメリカコミック、劇画調を想像してもらえればその通りの内容です。派手なアクションで敵と戦う。

続き物ではないのにいきなり主人公達が有名であったり、過去に因縁が有るらしき人物がで出来たりしますが、さりげなく説明されているのでそんなに戸惑わずに話が進みます。原作が有るだけに細かい所までストーリーが感じられて、続きを予想させます。

話が盛り込まれているので、エピソードはどれもこれも気になりますが基本的な問題を解決しなんとなくまとまって終わります。地球の危機ほどに敵が大きい割にあっさりしたパフォーマンスだった気がしましたが・・・

友情、恋愛、笑いもあるし、家族映画として楽しめたかなと言う感じ。超能力が話の進行の要ではありますが、登場人物ごとの性格を表す様なエピソードも登場するので、幅広い層が楽しめます。子供にも面白いかと思います。考えてみればアメリカのドラマを彷彿とさせる様な気も・・・(スタートレックみたいな)ドラマ的な引っ張り方だしね。 

コミックが原作のせいか日本をテーマにした所が幾つかあって、日本人としては失笑だったのですが・・・それも、この映画ならいいか〜と笑って受け取れる、アメリカン コメディ ムービーです。

オフィシャルサイトみたら宇宙旅行が当たる!って・・・すげー大きくでたな、広告・・・と変な所で感心しました。続きより体験レポの方が知りたい感じです。
ファンタスティック・フォー 超能力ユニット  9月17日より

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2007年8月 2日 (木)

ベニスに死す

ただいまルキーノ・ヴィスコンティ映画祭として映画と写真展がイタリア文化会館でもようされております。ヴィスコンティは大好きな監督にも関わらず全作品見ていないので、いい機会です。

時間の関係でちょっと見た事のある「ベニスに死す」を改めて見て来ました。余りにも有名で美少年がクローズアップされすぎていて、まっさらな気持ちで一から見るには難しい映画です。

見た事の無い人の為に説明すれば、美を追求する作曲家が旅先で出会う美少年に魅せられて行く・・・といった内容でしょうか。ん〜出来ればこれ以上の情報無しで見に行った方がいいですね。

タッジオ少年のギリシャ彫刻のような優雅さだけでも見る価値がありですが、ヴィスコンティ映画で一貫して感じられる退廃美、デカダン要素が更に美しさを盛り上げています。

ーー>ネタバレ

しょっぱなから主人公が神経質そうにイライラしている影響を受けてしまいました。体調悪かったもんで・・・だからこそ、彼の後半の思い込んで行く様子がリアルなんですが。彼は今で言うストーカーっぽいですよね

頭では分かっているのに思わずタッジオを追ってしまう、死前の心理描写は見事です。自分の思い込みの激しい恋愛を思い出して居たたまれない...(恥)

特に興味深かったのは、タッジオに似た美しい母親に目が行っているのに、その息子により惹かれて行く様子です。死の間際に生の魅力を少年から感じたのか、彼を通して母親に憧れていたのか、はたまた中性的で圧倒的な美に自分の作曲家人生を重ねたのか。幾重にも韻を踏んでいて、単にロリコンゲイ趣味と言えなくなるのが凄い。流石傑作の誉れ高い一作。品性が無ければこんなの作れません。

<ーーー

タッジオ美少年が主人公の思惑に気がついているかどうかは分かりませんが、目を逸らさずに見返す所作が、大人になりきれていない無邪気さにも取れてドキドキします。

それにしても、タッジオの物怖じしない目線が素敵ですね。ヴィスコンティの登場人物は皆、目力がある印象なんですが、此の作品はセリフが少ないので余計見入ってしまいます。

余談ですが・・・やっぱり、おしゃべりは駄目かしら〜なんて・・・。自分はフレンドリーさを出すために、気になる人にも過ぎるほどに喋って、目が合えば逸らしちゃったりして・・・この映画を見て、憧れも込めて反省しそうです。

口数は少なく、目を合わせて!って方が色っぽいんでしょうね〜。・・・ああ、10代の少年と30年前の映画に教わるなんて。不器用は幾つになっても不器用・・・。
ヴィスコンティ映画祭 〜8/2
ヴィスコンティの遺香 篠山紀信・写真展 〜8/19
イタリア文化会館

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2007年7月26日 (木)

プロヴァンスの贈り物

試写会に行きました。
ロハスな著者ピーター・メイル原作「南仏プロヴァンスの12か月」の映画化。本人もプロヴァンスに住んでいるそう。

これは大人恋愛の映画です。
手軽な恋愛映画で、さくっとゆったり見たいって感じ(どっちだ)

スポンサーにハーゲンダッツが付いていたのか、鑑賞前に新製品ドルチェをいただけたのですが。美味い!
「ティラミス」と「クリームブリュレ」の特に、クリームブリュレ!
これぞスポンサーの意味がある!優雅な雰囲気が映画のフランス題材とマッチして、いい気分で映画に入れましたもの。

簡単に映画説明すれば
『仕事人間のリッチな都会男性が、幼少時代の想い出が詰まった田舎で、素敵な女性に出会い、人生を見つめ直して行く・・・』

って本当にこれで全部説明出来たほど、シンプルな王道の恋愛ものです。ラッセルも渋い、女優も魅力的。
でも、ちょっとだけ退屈。

だって、仕事も女の口説き方も完璧な主人公が、素敵な田舎で評判の美人と恋に落ちて・・・って上手く行き過ぎ(笑)

映画を通して全てのエピソードが掘り下げられていなかったので、ラストに苦渋の決断の末の選択!と言う熱い思いも感じられなかった。でもそれはそれで小洒落たスマートさが出ているのかしら・・・

好きな所はプロヴァンスの美しい木漏れ日の風景!庭がヤバい。フランス人は本当にあんな所で幼少期を過ごすのでしょうか、休日にあんな庭中でゆっくり出来たら、人生の悩みは半分減りそうだ。

所々にクスリとする笑いもあり、微笑ましい映画です。

そういえば、MTV試写会だったのでVJ 、ケニー(KENNY)が司会をしていたました。サプライズで女性も多かったので、軽く黄色い声が。Booじゃ無くて良かったね(笑)

彼は写真よりも落ち着いて見えて背が高くてかっこいいと思いました。実は私より全然年下なのね〜もしかして、老けっ・・・ゲフンゲフン!大人っぽかったです。

彼も「クリームブリュレ」の方が好きだそうです。

プロヴァンスの贈り物
8月4日よりロードショー

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2007年7月12日 (木)

ハリーポッターと不死鳥の騎士団

見て参りました。もう5作目になるんですね。
初めて見た時は、子供の頃憧れた魔法の世界が、今ここに!
と興奮したもんです(超まだ子供)

動く絵画、移動する階段、魔法のほうき!杖!向こうが見えないほど長いテーブルに溢れるごちそう!中世のダンスホールみたいなシャンデリアが釣り下がる会場でトラッドな制服を着た生徒達!

何に萌えてんだって話ですが、私的には美術にワクワクしています。ハイ
出演者それぞれ成長(現実の)が見れて可愛いんですが、完全に続き物としての映画なので、全部見ている人が楽しめます。

個人的には恋愛模様が気になっていたのですが、思ったより盛り上がらず。さらには宣伝で煽っている「額の秘密が明らかに!」って・・・今イチ分からず。うーむ。色々詰め過ぎだったのか。だからと言って、がっかりな訳でもなくそれなりに楽しめたのは、家族映画の王道の強さでしょうか。かんぜんちょうあく。

おっ!と思ったのはあの、味方だか何だか分からないネクラのスネイプ先生の過去をハリーが垣間見ちゃうシーン。もっと突っ込んで知りたかった。
「え?ハリーのおとんって、そっちだったの?!」みたいな

子供の小説にしては深いので表現が大変なのは分かりますが、原作に忠実でなくても納得のいく結末にして欲しいと映画ハリポタファンからは思います。それにしても海外ゴシップ読んでいてもハーマイオニーこと、エマちゃんは役のイメージそのまま。現実でも勝ち気なしっかり者なのが超かわいいです。ハーマイオニーのお姉さんぶりや、現実と同じく大人になり、役では苦悩しまくっている青春まっただ中のハリーが見たい方は是非(笑)

ハリーポッターと不死鳥の騎士団
7月20日全国ロードショー

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2007年7月 4日 (水)

ブリッジ

サンフランシスコの象徴であり、自殺の名所でもあるゴールデンゲート・ブリッジで自ら命を絶とうとする人達を追ったドキュメンタリー。確か去年に上映されて見逃したので、最新作では無いですが、未だに命を立ち続ける人がいると言う事を考えるとこのフィルムの意味を深く考えさせられます。

東京では恵比寿でしか上映していないのですが、さすがに休みの日にデートスポットでこんな重いの見に行く奴いるそんないないだろう・・・と思いながらのんびり券を買いに行って正解。他が売り切れているなか、混んでいる時間の20分前でも買えてしまう。自分のアングラ趣味にここまでくると感動します。

それでも、せっかく来たからって感じのカップルも多かったのですが。
う〜ん。よっぽどこのテーマに真剣に取り組もうとしている硬派なならともかくデート向きではありません。

ドキュメンタリーなので派手なカメラワークもない。主人公だって誰だかわからない。遠くから淡々と写されている橋の日常に自殺者が1人2人と溶け込んでいる非現実さ。実際傍にいた人も、こんな感じで現実味が無く見ていたんだな・・・と奇妙な恐怖をも感じました。

亡くなった人の遺族や友達のインタビューや、生き延びた自殺者のインタビューで構成されているのですが、どれもこれも胸を詰まらせられました。受け取り方は人それぞれだと思いますが、私は自殺を考えた事の有る人間であり、身近で自殺をされた人間であり、アメリカにいた人間なので余計に感情が入ったのかもしれません。

それでもこうして生きている立場から言えば、こうしたフィルムは自殺をより呼び寄せるかもしれないと言う心配が反対派にあるのではないかと。心が弱っている時にはとかく自殺の文字に目がいって、一緒に自殺しようとするサイトに呼ばれたりする。

でも、このドキュメンタリーはそんな懸念以上に、自殺は何も美しく無い唯の「死」であり、なぜこんな事が起こるのかと言う問題を受け止めさせる、大事な記録になっていると思います。

個人的に印象的だった事を少し(ネタバレあり)
遺族や友人が「愛していたのに」とかの後悔する言葉に泣かされるかな、なんて思っていたのが大間違い。アメリカらしく子供でも親友でも一人前の人間と認めた中で、自分の出来る範囲の努力で助けようとする姿勢に、冷たいながらもアメリカでも現実的な生活をハッキリと思い出しました。

日本なら家族は自分を責めて一生過ごすかもしれない(そういえば、前にもそんな人の話を書きましたね「人間観察其の十」)でも「自分は出来るだけやった」「仕方なかったんだ」と、とにもかくにも先に進む姿勢にアメリカの底力を再確認しました。

アメリカでは余裕が無ければボランティアをしません。上手く言えないけど、自殺するほどの悩みを抱えた人に引っ張られて、自分の生活までおかしくなる様な2次災害が少ないんです。その前に手を引きます。

日本では冷たいと思うかもしれない。その冷たさを敏感に感じ取ってフィルムの人々は自殺したかもしれない。でもそれと同じぐらい、日本ではお節介と思われる様な行動で救われた自殺志願も居る。

橋で様子がおかしいと思って、声を掛けた人。ゲートの外で座り込んでいる人を抱え上げて止めた人。そんな人達が死のうとしていた人に説教を垂れる訳でも無く、ただ向かい合おうとする姿に胸が熱くなりました。

そして、助ける人々の健全な人生の匂いと言うか溢れ出る生命力!
外見からも分かるんですよね。ああ、私はアメリカでこういった人達の強さに憧れてたな、と思い出しました。最近また細かい事や常識に縛られて息苦しさを感じていたのですが、もっと何かこう、人生に対する姿勢を見習わなきゃと、改めて考えさせられました。

私に取って色々思い起こさせる印象的な映画でした。
生と死は表裏一体。どちらかについてでも考えたいと思う人には、いいドキュメンタリーです。

「ブリッジ」
恵比寿ガーデンシネマ他
6/16〜

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2007年6月 6日 (水)

300

300話題の映画300(スリーハンドレッド)の試写を見て来ました。

紀元前、最強と言われたスパルタ。王のレオニダスを中心にたった300人のスパルタ戦士は100万人とどう戦ったか・・・! という事実に基づいた、大作バトル映画です。

はじめに。

血みどろが嫌いな人には御薦め出来ないでしょう。8、9割は戦闘シーンで、人がばたばた殺されます。もちろん戦術や迫力を描くために必要なんでしょうけど、あんまりにも戦いまくるので見ている間自分の筋肉も萎縮・・・。うう、体が痛い。それにしても屈強な戦士の筋肉美はすごいです。スパルタ戦士の格好、殆ど裸・・・(本当にスパルタでは女性も羞恥をなくすために裸だったそうですね?)そう言えば、少しだけどスパルタ女性を強く表現していたのが好きでした。

家族愛のエピソードも、戦いを際立たせるためかと思うほど、スパルタの誇りかけた戦闘シーンばかり。昔のサムライ映画が好きな人には面白いのではないでしょうか。だだ、そう言う意味ではすごく男性映画。女性が好んで見るかは分かりませんのでデート向きではないと思います(私を誘うなら別ですが・・笑)

戦い以外のエピソードをもう少し掘り下げて欲しかったですが、スパルタ王が迷い無く信念を貫いて行く姿は日本人が共感する主人公像だったと思います。戦闘以外も映像がおとぎ話のようで美しく、ハイコントラストの色味はゲームをも思い起こさせました。(煙の中揺られる女性の幻想的な事!)

自分が好きだったのは最後の持って行き方ですね。300のスパルタ戦士の戦いを語り継ぐ「意味」を伝えて行く様子。どれほど必要でどんな効果があったか。ネタバレにならないように書いているので、説明が分かりづらいと思いますが(汗)


そして、見終わって考えてみれば。武士道を感じさせる映画だったなと。監督ザック・スナイダーの言葉『(抜粋)英雄というのは物語の最後に勲章をもらう人だとは限らなくて、正義を貫く人の事を指すんだとわかったから』ってのも何となく。

最近勝ち負けじゃなく、どう生きて死ぬかを扱った映画が増えたのは、世界が日本的精神(仏教・神道的考え方)に興味を持ち始めているのかも?なんて(奢り?)考えました。

だってアメリカ人なんて「騙すぐらいなら騙される人間の方がまだいい」って考え方が心から信じられないそうですよ。「馬鹿?」だって。

まあ、日本人皆賛同する訳でも、全部正しいとも、これっぽっちも思いませんが、もう少し損得以外の事を考えてもいいんじゃないか、と。話がそれましたが、そんな事を考える人は好きかもしれない映画です。

今日レッドカーペットでスパルタ王演じたのジェラルド・バトラーが見れますね!初めは興味なかったのに映画を見たせいで、一目でも会いたくなってしまいました。戦争物は苦手なはずの私ですが、なんだかんだ言ってこの映画に影響されたと言う事でしょうか。


「300」スリーハンドレッド
6月9日(土曜)から全国ロードショウ
です。

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2007年4月13日 (金)

逃げろ!いつかもどれ

フランス映画祭で見た映画、『逃げろ!いつかもどれ』
レジス・ヴァルニエ監督、フレッド・ヴァルガス原作の刑事ものです。

『ある犬』も良かったし、フランスで刑事ものって日本の感覚にあうのかも?と興味を持って見ました。

初めは「驚き無いな〜」なんて思いましたが、個々のキャラが立っているので、好印象。ただ、謎解きと言うよりも、人間物語の要素が強いと思います。事件解決でスカっとする映画でなく、人間心理が交差する物語の感じです。

_____ネタバレ____________________________


「ペスト再流行か?」って煽りには今イチ乗れませんでした。幾ら可能性がといっても廃れた感があるし、知識が薄い。昔の迷信に絡ませた謎解きがキーなのでそれしか無かったんだろうけど、もっと恐怖を煽られたかったです。犯人逮捕も、偶然に寄る所も大きくて少し不満。

______________________________________

個人的に登場人物の1人の教授が、知的で包容力がある感じで凄く好み(なんの話だ)ストーリーは詰め込み過ぎな感もありましたが、まあ、そつ無くまとめていたかと。

最後、警察で感情をぶつけ合うシーンが一番好きです。
なんだか終いには、ここを表現したいがために理屈推理をくっつけたの?ぐらいに思いました。それとも俳優達の演技が良かっただけか。

そしてタイトル「逃げろ!いつかもどれ」とは映画を見た後、もっともと思える邦題なんだけど。

日本語として何だか落ち着かない語感がありませんか?(笑)

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2007年3月31日 (土)

ブラッド・ダイヤモンド

Bdiamond

史上初ゴールデン・グローブ賞主演男優賞ダブルノミネートされたディカプリオ最新主演作品『ブラッド・ダイヤモンド』の試写会に行って来ました。『ラストサムライ』のエドワード・ズウイック監督です。単純に言えば、アメリカらしい社会派映画。

パンフレットに『自由のため・家族のため・真実のためのダイヤモンド』と書いてあるように3主役の思惑が交差して物語が進みます。
誰に巨大ダイアモンドが渡るのか・・・視点の違いがそれぞれ共感出来て、引き込ませる力のある映画でした。

舞台はアフリカ。初めは黒人差別に当たるんじゃないかと、白人視点の描き方にうんざりしていたのですが、最後までソロモン・バンディーこと、ジャイモン・フンスーが堂々とディカプリオに張った演技を見せていました。あと、こういった話につきものの、べたべたのラブストーリーばかりを追わないでテーマを追求しているのもよかった。

ただアフリカ内戦の模様なので、バンバン人が殺されるので苦手な人には辛いかも。ディカプリオの聞きづらい訛が聞けます。

それにしてもディカプリオは良いオトコですが、いつまでも青年のような部分が失われていないのは役のせいなのでしょうか。「取り合えず良い映画をみたい!」なんて適当な要求に(笑)答えてくれる、万人受けする映画だと思います。最後にダイヤモンドに対して意識がちょっと変わるかも・・・

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2007年3月29日 (木)

ポリス・インサイド・アウト

Police_1

THE POLICEのドキュメンタリーフィルム『ポリス インサイド アウト』の試写会に行って来ました。これは本当に映画と言うより、記録大好きポリスのドラマー、スチュアートが撮った長年の記録をまとめたもの。だからポリス復活への華々しいプロローグとも言えるでしょう。

THE POLICEはイギリスのバンドでも好きな方だし、知っている曲もあるし。って程度で行ったのですが、思っていたより好感触。ポリスファンは見て損は無いでしょう。彼らの素が見れます。

殆どがライブ映像かプライベートカットで、特にストーリーが進行するわけでも盛り上がりがある訳でも無く。でも其所がまたリアルで、ポリス(スチュアート視点で)がサイン会に人が集まらないバンドから、どんな風に世界一と言われるバンドになり別々にやりたい事を見つけたか、とにかく淡々とサラリと写されています。まあロック音楽に興味の無い(嫌いな)人にはつまらないでしょう。

しかしTHE POLICEを名前くらいしか知らなくても、バンドをやっている(もしくは好きな)人が見たら面白い映像だと思います。メンバー3人がビジュアル的に良いと言うだけでなく(笑)多分、写されている何倍もあったであろう選りすぐりの映像の中からの『ロックスターとは』が出ているからでしょうか。

普通のあんちゃんが、ロックスターになる王道の流れが簡単に知れます(笑)でも一番いいと思う所は、伝説的なバンドのドキュメンタリーだったら、変にドラマチックにしたり、破滅的であったりすると思うのですが(まあ、復活前に悪いイメージが付かないようにかもしれませんが)これはそうじゃない。

面白い映像や冗談シーンが沢山入っていて、笑いが何度か起きていました。時代も古いはずなのに、何だかかっこいい。ちょっとしたロック歴史の勉強をしている様な気に。

日本滞在映像も出て来て『日本を半分買いに』なんて外タレらしい、高慢ちきなセリフを発するシーンも。でも嫌じゃありませんでした。それは余りにも映像が自然だったからでしょうか。

3月31日からTOHO系でたった2週間だけの限定ロードショー。そしてなんとスチュアート・コープランドが六本木ヒルズと横浜で舞台挨拶に。ポリスのなかで私一番のお気に入りが・・・ちょっと行きたい。

あと、PUNKSPRING07にも登場するんですね、24年ぶりとは。しかしTHE POLICEってパンクとよくカテゴライズされてますが、もうロックバンドでいいんじゃない?と思うんですが。そりゃ、当時は反抗=パンクでしたけどね。

何となく古き良き・・・懐かしさを感じつつ、友達の映像を見ているような微笑ましさも受ける映像でした。ロック野郎には是非。

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2007年3月25日 (日)

宝塚とシンクロ

世界水泳2007水の芸術、シンクロナイズドスイミングを見ていました。ビルジニー・デデュー感動しましたね。鼻栓を使わない選手で有名ですが、引退したのに、前回の優勝者の演技がつまらない、シンクロは芸術的であるはず!と一度だけの復帰を決意。そして見事に優勝をかっさらいました。

誰よりも水しぶきが美しく、まさにマーメード・デデュー!
マリア・カラスがぴったりでした。技術点全員9.9、芸術点4人が10点!

こんな人がこの先出るのでしょうか。写真集まで出されているとは
『ビルジニー・デデュー写真集』写真集も素敵ですが、彼女は水の中が一番美しく見えます。

しかし、アイススケートと言い、シンクロといい、芸術点数がある様な競技って女性ファンが多いですね。男友達が思ったほど見ていない事にビックリしました。オトコ友達が『宝塚を見るような照れくささが・・・』って称するのに何となく納得。女性だからこそより分かる一つの気もします。

男性が遠慮しがちかもしれませんが、女性は宝塚でもシンクロでも「好き」と言う男性を決して敬遠したりしない、寧ろ同胞を見る様な暖かさで迎えると思うので、興味を覚えたら男性もどんどん話に入って来て欲しいと思います。女性の共感が分かるかもしれません。

ところで関西方面では、育ちの良いお坊ちゃんは宝塚ファンが多いと言うのは本当でしょうか?何だか西東の男性の違いまでも考察出来そうです。

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2007年3月11日 (日)

アルゼンチンババア

よしもとばななさん、原作「アルゼンチンババア」の試写に行きました。自分のイメージするものと違っちゃうから基本的に有名過ぎる小説などの映像化が好きでないいんですが、別物と頭を切り替えて見に行きました。

はじめに精神科医のお話があると言うめずらしい試写でしたが「心のデトックス」で何となくリンクしています。
会場は同年代の女性で一杯でした。余談ですが、お洒落な若い女性が集まると華やかでいいですよね、同じ女性なので、ファッションやアクセサリーを色々チェックさせてもらいました。って、おっさんみたいですが、普段、華やかな女性が周りに居る訳でないので女の楽しみを忘れていたのを気付かされました。

原作が良いので、ストーリーがいい感じなのはもちろんですが、一緒に行った母は見終わった後「立場的に微妙な映画だわ〜・・・」との感想をこぼしていました。母親としてはそんな感じです。

生活が地に足がついた、小さいエリアでのお話なので、地元の和気あいあいとした雰囲気が出ていたと思います。

_______ネタばれ__________________

アルゼンチンババアである「ユリ」を鈴木京香さんが演じていてとても素敵な感じで演技もいいと思うのですが・・・いかんせん年齢設定が不自然で気になりました。

実際38歳くらいだと思うんですが、「アルゼンチンババア」と呼ばれる役だし、子供を産むのが危ないって言う年齢にしては綺麗に見えすぎるし(笑)老けさせるための手段なのか銀髪、メッシュ?もなんか不自然・・・そして顔に皺が無いっつう・・・(笑)

まあ、魅力的な人でなくてはいけないので、分からんでも無いですが。いっその事、脚本もっと変えれば良いのに。他は、なかなかハマっていたと思います。

あと、最後の海のシーンね・・・メインのはずなんだけど
お墓代わりの彫刻を海に落としちゃったら、もっと焦るんじゃないの〜みたいな。めちゃCGが見えたのも、ちょっと興ざめしました。
_______________________________

ばななさんに欠かせない、海やイルカも出て来てなんだか懐かしい感じがしました。

最後にやっぱり言いたいのはタイトル!
新しいタイトル付けてあげようよ「ババア」ってさ!小説だったら想像力も膨らむけど、原作を知らない人からの映画タイトルとしてはちょっと引くんじゃないかしら。

母親も「ババアって凄いタイトルね」って言ってたし。「アルゼンチン」でも「ユリ」でもさ。それだけで映画も、有名作家原作じゃなくて、家族映画として見られるんじゃないかと思いました。そう思ってみればなかなか繊細な人間関係を表現した家族映画で、高校生ぐらいにもお薦めです。いや寧ろターゲットそこ?

まあ、よしもとばななさんを好きならそこそこ楽しめると思います。演技はみんないい感じでしたし。

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2007年2月 9日 (金)

エンロン巨大企業

Enron_5『エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか?』


右はエンロン社のロゴオブジェ


この映画は個人的にすげーツボに入りました!
簡単に言えば、アメリカの急成長企業が汚職によって一気に転落して行くノンフィクションです。映画と言うより、まんまドキュメンタリーです。よく例えで出される、ホリ○もん話のアメリカ版。しかも、結構最近話。

しかしまぁ〜出て来る人物人物キャラが立ちすぎ。上の写真を見て下さい、本人達ですが、自信たっぷりの俳優に見えませんか?!ホリ○もんなんて、下っ端の野心家だったな〜と思ってしまった。

アメリカの成功者に多い、自尊心たっぷりのトークとかすごいリアル。良い肩書きがついているアメリカ人って、こんな感じだったわ〜って思い出しました。シニカルでね。本当の悪人は物腰柔らかで人を騙す感じでね。

しかし、誰しもが悪人に成ろうとして成る訳がなく。最初の新しい事をやってやろうと希望に満ちた様子から私欲のため悪事に手を染める様子が自然に描かれていて、どの会社でも起こりうるであろう実感をしました。暗黙の了解で「ウチ(会社)だけじゃなくて周りもやっているから」と気軽に違法を働いている会社は数多くあるはず。ちなみに私が勤務していた前の会社(詳しくは、解雇ばなしカテゴリー「解雇逆襲ストーリー!」にて)だって違法だらけですしね。

つくづく人間とは圧力や誘惑には弱い生き物。
内部告発だったので、正義と悪がハッキリ別れて見えますが、自分なら不当な事にNOを言えるだろうか?と感情が入る。内部告発をした彼女は凄く立派ですが、もし彼女が選ばれた上層部だったら、その強いプライドの中でも内部告発はできたんだろうか?などど考えたり。そこで「ミルグラム実験」と言う、権威に対し服従する人間の心理実験が出て来るのですが、好奇心で調べていたので映画の中で引き合いに出されていてかなりビックリ!余計好奇心をかき立てられました。『ミルグラム実験』アイヒマン実験

政治が経済と結びついているのは知っていても、実際どう絡んで行くのか。ブッシュ大統領、アーノルドシュワルツッネガー議員などとの関わりも興味深い。結局、上層部の人はその世界で生きていて、そこの常識で考えてしまうんですよね。真面目にコツコツ働いている人が情報に踊らされて・・・


_________ネタバレ?________


最後に誰が悪かったのかと挙げる人物によって性格判断ができそうな気がします(笑)

ん〜やっぱりCEOの社長が根源であるかな〜と思ってしまいますが、彼は罪の意識が薄そうですよね。もう死んじゃったし。曖昧な言葉上であっても汚職を激励し、黙認してるんですからね。もちろん、元CEOのスキリング氏も、CFOのファストウも、かかわったCIYTBANKなどの銀行の人も悪いと思いますが、これだけの事件になれば罰を受けるじゃないですか。特にアメリカは陪審員制ですので、世論の印象が悪いと大分キツい罪になる傾向があるし。スキリング氏は24年4ヶ月の刑と53億5千万円(!)の罰金が決まっています。

その一方で、早めに見切りをつけて大金手に入れて去って行った、何だっけ名前!金儲けとストリッパーの事しか考えていない、アジア顔のおっさん!今ハワイで生活しているなんて。とっとと、締め上げてお金を年金凍結者に配ってやってください!って思いますが、腹立たしい事にこういう輩が強い罰を受ける可能性は低い。こういう人物に強い罰を与える法律があれば、再発防止になるんじゃないかと思うんですけどね?


_______________________

東京で上映しているのは後1カ所、渋谷『シネ・ラ・セット』 だけみたいです。

それにしても改めて、アメリカに比べて日本の経営者への罰は軽すぎますね。

此の映画は、見た後幸せとか笑える事を望む人には、退屈かもしれません。余りにも身近にある出来事で、社会番組みたいだからです。観客の殆どが男性で有った事からも分かるように、経営者や働く男性には勉強になりそうな作品です。って言うか、世の中の社長全てに見て考えて欲しいです。


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2007年1月28日 (日)

さくらん

プロガー招待に行ってきました。
女性が多かったです。やはり、このカッコいい女合作『監督・蜷川実花 原作・安野モヨコ 音楽・椎名林檎 脚本・タナダユキ 主演・土屋アンナ』の作品は、流行に敏感な女性は無視出来ないでしょう!

何となく個性に共通点の有る方々だったので、出来はイメージ通りでした。盛り上がる時の林檎ちゃんの音楽はワクワクしました。でも、情事の時のタンゴっぽい音楽はいかがな物か(笑)ちょっと古い手法の気が。

それはともかく特筆すべきはやはり美術ではないでしょうか。蜷川実花ワールドが一杯につまっています。インテリアも和モダンみたいで格好良かった!色好きの私にはたまらない美しさでした。


しかし正直、彼女の彩度の高い色映像は、長く見ていると疲れました。もう少し、貧富の差でコントラストを出しても良かったのでは。赤がテーマとは言え多く使い過ぎて見続ける物としてはどうかと。其の差か、私が超かっこいいと思ったのはアンナ花魁道中のモノクロっぽい着物。周りの御付きの着物も、モノクロで決めていて、渋い!


主人公のきよ葉はアンナちゃんにぴったりの性格と役だと思いますが、ちょっと荷が重かったのか、ただの勝ち気な我が儘に見える時も。脚本のせい?あと、安藤政信の目の演技がいいですね。好きな役者の1人ですが、ヅラが思ったより似合っててさ!この人いろんな役やれますねぇ〜この好奇心の広さは気が合いそう。しかし何よりも夏木マリが気になる。ハマり過ぎて怖い・・・。


ちょっと情報が詰め過ぎだったのかもしれません。春桜がキーかと思いきや、夏の季語の金魚が同じぐらい出て来たりして混乱。花魁、芸者映画が多く作られている中、内容は・・・ハッキリ言って目新しい物はありませんでした。幻想的なアート作品にするには説明が多いし、サクセスストーリーならメモリーオブゲイシャ『さゆり』の方が印象深かったし(ただ、英語だったのは〜・・・)


『大奥』の『NANA』版みたいな。
何だか分からないですね(笑)思いっきりポップな感じで、気の強い女が戦う。超!現代映画なんですよ。上2つの映画が好きな現代っ子には、贅沢な映像がサクッと楽しめてお薦めです!外国に受けそう、そういえば。

あと、テーマに沿った感想を書いて欲しいと頼まれたのですが・・・見ていない人にはわけ分かんないかもしれません。まあ、参考にしてみてください。
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『私が自分らしく生きていると思える瞬間』
映画の中でなら・・・プライドを持って仕事をしながら、意固地になりすぎていない所でしょうかね。悪かったと言われ、自分からも素直に謝れる姿は男女問わず、好感度が高いのではないでしょうか。そうありたく、精進しています。


『’さくらん’で恋に落ちたいオトコは?』
って、これ難しいな〜!これね!オトコの見本表みたいに、皆が惚れるタイプが幾つか出て来るんですけど(笑)ネタバレになるのでアレですが、映画の順に全員と恋に落ちたいですね(笑)そんで人生勉強して、もちろん最後のあの人と幸せになって、結婚したいですね!それが全ての女性の願望でしょう!

皆さんはどうでしょうか(笑)友達と見て、どのタイプがいいか話し合うのも盛り上がりそうです。
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Sakuran

『さくらん』 2月24日より、全国順次ロードショー
・第57回ベルリン国際映画祭正式出品<特別招待>作品決定!
・2月9日特別招待部門<オープニング>上映・決定!
・蜷川実花・土屋アンナがレットカーペットセレモニーに参加予定!

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2007年1月18日 (木)

コラボラララ

コンピューターをいじりながら競馬番組を斜め見していた時、聞いた事の有る曲が流れてきました。
思い当ったのがなんと、BUCK-TICKの曲。
いや〜ギャンブルとバクチクか〜。あれ、字面は意外と似合う様な。でもビジュアル面ではズレている様な。

ワダ・エミのひな人形の衣装監修にも、感動。
しかし此所まで何でもかんでもコラボがされていると、ただ何も知らない上層部が知名度だけで決めている様な匂いすらいたします。

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2007年1月16日 (火)

鉄コン筋クリート

見てきました。面白かったです。
シロ声が、女の子に聞こえてムズムズしましたけど、天然な感じは良く出ていたと思います。声優さんも豪華ですね。森三中出てたんだ・・・。特筆すべきはやっぱり画ですね。世界観が良く出ていたし、密で懐かしさを与える色使いも合っていました。より躍動感が出た感じがしました。あり得ないほどの跳躍を自然と受け入れられたのは、アニメだからじゃなくてリズム感とカットの上手さなんでしょうね。

原作に忠実だったので、元の面白さは十分に伝わっていたと思います。
昔読んだキリだったので、映画の後に漫画をもう一度読み返してみました。

_________ネタバレ_________________________


漫画は納得出来たけど、初めて見る人にはクロが悪意(?)が自分自身からだと気がつく所が、分かりづらいかと。あと個人的にシロのネジの話にもう少し時間を割いて欲しかったです。狂ったように絵を書く所を短くしてもいいから(なんかハリウッド版リングの子パクリみたいだったし)
人がばたばた死んで切ない話なので、どうせなら見終わった後、未来へ繋がる感じがもう少し欲しいなと思ったんですよね。

______________________________________


忠実に出来事を盛り込んでいて、時間一杯な割にはテンポ良く見応えがある映画だと思いました。凄くat the momentの感じが出ていて、ヒリヒリしました。読んだ時がある人も初めて知る人も楽しめる作品だと思います。
ただ、子供向けでは無いと思います。大人が「あんな時あったな〜」と思いながらほろ苦く見る物ではないでしょうか。
Tkk

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2006年12月 9日 (土)

ある犬

フランス映画『あるいは裏切りという名の犬』の試写会に行ってきました。サスペンス要素が入った、犯罪組織を追う警察内の派閥争いが主なストーリー。『ん?フランス映画で刑事もの?』って思いましたが、う〜ん。

面白かったです。まず試写会行ってビックリしたのが、男の人が多い!年齢層が高い!銀髪の方3割はいらっしゃったのでは?確かに黙々と家族のために働く燻し銀のような男性が、好みそうな映画なんですが、皆さんどうやって知ったんでしょうか?下手すると私が一番若かったかも、で少し居心地が。しかし、気まぐれでその日の同行人を母親にしていた私。ナイスチョイス自分!浮きませんでした(?)

それはともかく、ハリウッドリメイクが決まっているこの映画。プロデューサにローバート・デ・ニーロっつうから、そっち見れば良いかな?と思っていましたが・・・見終わったら『寧ろリメイクしなくていいんじゃない?』の気分に(笑)『リング』のリメイクもビミョーだったしな・・・ハリウッド主役を何度もやっている俳優さんだと、見慣れちゃっているじゃないですか?

オリジナルのキャストがいいんですよ〜主役2人が力の溢れる俳優さんで。ダニエル・オートゥイユとジェラール・ドパルデューの存在感がね〜。そういえば監督のオリビエ・マルシャルも出演しています。更にその奥さんまでもが・・と余り書くと固定概念が付きそうなのでストップ。フランス映画なので少し情緒的で曖昧な表現も数点ありましたが、日本人としてはそこがいい!!と押したいですね(笑)

リメイクされても良い物になるに違いないですが、ハリウッド映画だけに削られるんだろうな〜と言う想像もつく。いや幾つかの偶然部分は、すでにハリウッド的?とは言え、実話に基づいていると聞いたら余計に感じ入りました。働いている人なら、派閥や家庭や仕事などで板挟みになる事は多々あると思うんですが、どう立ち回るか、自分がどっちに付くのか感情輸入もしやすいんじゃないでしょうか。監督は野心家として対立するドニ・クラン(ジェラール・ドパルデュー)が観客から嫌われないようにしたかったと言うのですが、みなさんはどうでしょう。個人的には自己中を感じながらも悲哀、生きる難しさを強く感じました。


ーー(ネタバレ*困る人は読まないで下さい)ーーーーー

主役の1人レオ・ヴリンクス(ダニエル・オートゥイユ)は人徳の有る寡黙な警官を演じていますが、不幸のどん底に落とされ、復讐の為により暴力的になって行きます。本当に説明無く刑務所に6年半投獄されるなんてね・・・が、最後の最後まで人を殺さなかったのが印象的でした。
それが娘のため?って所もよかった。人間、復讐に一杯一杯の時は、失いたく無い物を思い出して一番に考える事が必要なのね〜と考えたり。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ところで、オリジナルタイトルは『36 QUAI DES ORFEVRES』なんですが、何処が「裏切り」で「犬」なのか。内容から付けたんでしょうが、私としてはチト不満な題名です。数字が有る所をみると、住所だと思うんですが、直訳の方が格好良く無い?な〜んか、ヤクザ映画みたいにも聞こえるし、考えすぎのクサさが感じられるんですが・・・

一週間後の16日(土)に上映開始です。
ダニエル・デュヴァル(写真右・左から2人目)も渋いな。

『あるいは裏切りという名の犬』
銀座テアトルシネマ他全国ロードショー

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2006年12月 8日 (金)

グッジョブ

ある旅行記を見ていたら、ナレーターが
「あれ、あの人達変わった歩き方していますね〜?
こっちのおばさんも!何でしょう?!何かの健康法でしょうか〜?」

って、煽っておいて
「ま、気にせず先に進みましょう!」

つうから!
気になる!其所こそ解説してください!

母が海外に送ってくれた、クイズ番組ビデオ。最後の解答直前にテープが切れていた!
同じぐらい欲求不満。
ずっと見ていたのにー、未だ気になるでしょー!

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2006年12月 3日 (日)

ぱぷりか

「パプリカ」
を見に行きました。知る人ぞ知る、これは大人のアニメ映画です。
イメージが綺麗〜!夢のお話なので其所は綺麗であって欲しいですしね。夢だけあってクルクル場面が変わるのですが、今時のマンガやゲームに慣れた人なら十分に理解出来るかと。寧ろ、あれだけシーンを詰め込みながらリズムを乱さない、つなぎの上手さに感心しました。色々な空間に行けたようで気分良かった〜
内容はシンプル。そうじゃなきゃ混乱するのでしょうが。でも原作は筒井道隆ですから、面白いですよ〜。全体的にまとまっていたしよかったです。


***<ネタバレ。困る人は読まないで下さい>******

私は女性で歳も近い敦子に(主人公だし?)共感して見ていたんですが、デブ天才の時田とハッピーエンド的なのは感情を入れにくかった(笑)濃厚なラブシーンがあった訳でもないしこれでいいのかな、とも思うんですが。もう少し時田くんのカッコいい見せ場があれば、中身に惚れたのね〜って思えるんですけどね。これは凄く女性の意見でしょうが『これオタのドリームエンドでしょ〜?!』なんて思っちゃったり(笑)

****************************

ユーモアも共感しやすく、会場でも笑っていた人多しです。全体的にセンスがあるアーティ作品ですね。海外でもジャパアニメ評価上がりそうな一作。
あと平沢 進氏の音楽がヤバい!耳から離れないよ〜。これを聞いてしまうと、パプリカにはこの曲以外あり得ないですよね。

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2006年11月 5日 (日)

中流階級

ウ”ィスコンティの映画2本見てきました。
豪華でしたね〜素敵でしたね〜バート・ランカスターの渋さったら!私、どんどんどんどん歳上好みになって!何処まで行くのか。

アラン・ドロンの事を先に言わない私、やばいですか。
もちろん彼にも目線だけで倒されちゃいましたけど。

本当に上流階級というのは存在するんですよね〜。とある教会で(ヨーロッパじゃないけど)有名なご令嬢が結婚式を挙げていたのを見学させてもらったのですが、本当にウ”ィスコンティの世界ですよ!金装飾がメインの豪華な教会で、モザイクガラスの色とりどりの光が落ちる中、黒髪(寧ろ金髪じゃなく)の、色の白いスッとした青年達が正装して主役を迎えるんですよ。髪型と薄紅ドレスをお揃いにしたフラワーガール達が、薔薇の花びらを振りまきながら・・・結婚式の晴れの日と言え、非日常空間にもう釘付け。格段の違いに羨ましいと思わなくて、ただただ畏怖してしまった、感じですかね。

それでも、モデルの白人友達と席を並べて勉強した時は、周りの対応の違いにコンプレックス感じましたわ〜。あちらの人は感情を抑えないのでこれ見よがしで。日本の友達には比べるのが悪いと言われるんですが、分からないかな!同じクラスで立場が一緒なのにと言うのが、辛いんですよ。自分にシンデレラストーリーは無い無い!って知っていながらも、なまじ白人と付き合った事があるだけに変に夢見てしまってアホですね。これは日本で可愛いセレブ達に囲まれる以上の苦痛です。

慰めるつもりで言ってくれたのか、クラスメイトの男の子が
「Ao! 俺は彼女達みたいな美人は性格がキツいって知っているから、アオの方が好きだよ!」って、身もふたも無い事を・・・ありがとう・・・?

映画で記憶に残っている一つに、ぼろぼろの格好して無感動に貴族に頭を下げていた少女達があるんですが。夢を見るにも、無意識に身分をわきまえているのかしら。世の中、引き立て役が必要とはいえね・・・

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2006年10月22日 (日)

最強選手

テレビを見ていたら
野球で『代打!』と言って、少年達の中ユニフォームを着たチワワ犬が出てきた。目を細めて、伸びをしながらスライディング!
かわいい。でもそれやっちゃったら、なんでもありだろうと爆笑。

冗談でしょうけどね。

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